【アドラー育児本】「イライラしないママになれる本 子育てが楽になるアドラーの教え」読破!レビュー、感想、内容まとめ

【アドラー育児本】「イライラしないママになれる本 子育てが楽になるアドラーの教え」読破!レビュー、感想、内容まとめ
*min*
こんにちは!
読んでくださり、ありがとうございますm(__)m
神戸在住アラサー二児母の*min*です

アンガーマネジメント本を読み漁っていましたが、最近読み始めたのが「アドラー流育児」関連の本。

アンガーマネジメント本と合わせて読むと共通点が見つかったり、新しい発見があったりと学び深いです。

今回ご紹介するのが「イライラしないママになれる本 子育てが楽になるアドラーの教え」

もともとアドラーの「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」を読んでいたんですが、より子育てに特化した本になっています。

関連記事【トラウマは存在しない】「嫌われる勇気」での学び①【目的に沿った意味付けについて】

読んでみようか悩んでいる方、内容はどんな感じか気になる方はチェックしてみてください^^
 


 

 

「イライラしないママになれる本」全体的な感想

かなり読みやすい

著者は男の子2人を持つお母さん。実体験をベースに「家庭崩壊寸前でアドラー流育児に出会い、復活」が書かれています。

やっぱり、ストーリーで書かれているのはスッと頭に入りますし、読みやすくてサッと読めますし、良いですね~。

文字も大きめなので、ふだん本をあまり読まない方でもかなり読みやすいと思います。

 

共感ポイント多くて「わかる!そうそう!!」と思え、そっとそばで応援してくれている感覚になる

男の子2人の性格の違い。ワンオペ育児。具体例がたくさんあって共感ポイントかなりたくさんありました。

そこで、著者のそばで支えてくれている感のある文章が染みます。じんわり効きます。

今子育てのどん底味わっている人ほど、涙出るぐらいグッとくるんじゃないでしょうか。

頑張って今を懸命に試行錯誤して何とかしようともがいているママにとって肩の荷が下せるような温かい本。ぜひ読んでもらいたい本です。

 

アドラーの考え方がスッと入りやすく、入門編としても◎

アドラーというと、「嫌われる勇気」が特にブレイクしましたが、本を読みなれていない方は正直ちょっととっつきにくさがあるように感じます。会話調にはなっているものの、「誰やねん、青年&哲人って」みたいな。

あと、普段の生活に生かしにくいと感じた方もおられるはず。

そんな中、この「イライラしないママになれる本」のわかりやすさはダントツです。全体が教科書のようではなく、上手く「実体験&例文」と「アドバイス」を絡ませてくれているのでいます。

読み物として共感しながら読んでいるうちに、「あれ、めっちゃ良いアドバイスもらってない?これ、めっちゃ使えるんじゃない?いやもう今日から使おう」と思える本です。

アドラー心理学が気になるけど、どうも難しそうで学ぶ気が起きないという方の入門編にもベスト本だと思います。

 

逆に、「今までアドラーはたくさん読んできて専門知識も結構ある。実生活でも生かしてきたけど、もっと深く学びたい」という方には物足りなさを感じるでしょう。

ただ、個人的には「かなり良かった!」「読んでよかった!」「励まされた!」と思いましたし、これから実践したいことも見つけたので、「他のママさんにもぜひおすすめしたい本」です。

 

「イライラしないママになれる本」での学び、内容アウトプット

子育てはお母さんになったときに自然とできるものではありません。

「難しい技術」が必要なものだとこの本では教えてくれます。そう聞いただけでも何だか少し救われた気がしました。

なるほど!と思った部分や、すぐに実践してみようと思ったことは多数ありますが、その一部をシェアしたいと思います。

 

親が子どものためのレールをひかない

子どものためを思って声かけすることや手伝うことって日常茶飯事ですよね。

あるなぁって読んでて思ったのが、

 

● どこかお出かけしたときに「ほら、あれおもしろそうやからやってきてみ?」ってオススメしちゃう
→「これ、めっちゃビックリする箱やから開けてみ?」って言われると、ビックリ半減するのと同じ。自分で「やりたい!」ってなって取り組むからこそワクワクして面白い。「自分が見つけた!お母さん、見て!」というときの子どもが一番輝く瞬間です。

 

「早く準備しないと遅れるで!」「忘れ物してるで!」と失敗しないように声かけしたり、手伝ったりする
→まだ幼稚園ぐらいの頃だったら難しいけど、小学生ぐらいになったら自分のことはできるだけ自分でしてもらう。忘れ物、遅刻で恥ずかしい思いをするのは子ども自身。自分が「恥ずかしいから気をつけよう」と思って初めて自分でやる気になる(課題の分離)

 

子どもに痛い思いをさせたくないために親は頑張ってしまいますが、「痛い思い」をあえてしてもらった方が本人の知識や経験として身に付くという考え方ですね。

まだ長男は年少なので未経験なのですが、宿題も同様に「やりなさい」と声をかけることはできるだけせず、子どもを信じて任せた方がいいそうです。

 

すんごい共感した例文がP111にあったので引用しますと・・・

昨晩は赤ちゃんの夜泣きがひどくてなかなか寝られなかったあなた。寝不足で体も重く、朝食作りもおっくうです。

何とか作って食べ終わった食器をシンクまで下げたものの、一息ついてから洗いたい。そう思ってリビングのソファに腰を下ろします。

10分ほど休憩した後、そろそろ食器を洗おうかな、と思っていた矢先、夫が不機嫌そうに

「ねえ、いつ食器洗うの?そろそろ洗ったら?」

そう言って、会社へ出勤していきました。

さて、あなたはどんな気持ちになったでしょう?

・・・・

はああああぁぁぁあぁぁぁぁ!!!???

ってなりますね、リアルに。かなりムカつくでしょうね、私なら。

そんな夫でなくて良かったと心からそう思います^^;

 

そうですよね、やらなくちゃならないってことはもちろんわかってるんです。自分のタイミングでやりたいんです。

でも、そんな声かけされたら一気にやる気失せますよね。

 

・・・あれ?

でもちょっと待って・・・??

それ、私も子どもに対してやっちゃってるんじゃない???(汗)

 

そうなんです、これがやる気を失わせる声かけ。アドラー式なら、「勇気くじき」って言います。

どんなことも、可能な限りその子のタイミングに合わせましょう。

 

北風と太陽。北風のように無理やりな声かけや行動は子どもの心をかたくなにして、より状況を悪化させます。

太陽になりましょう。温かく見守りながら、子どもが自分で行動するようになるのを信じて待ちましょう。

行動するようになったら、「してくれると、お母さん嬉しいな」などねぎらいや感謝のチャンスです。

 

子どもの想いに共感し、言葉や行動を信頼して見守り、一人の人間として存在を尊敬する。

「共感」「信頼」「尊敬」この3つが子ども自身の「困難を乗り越える活力」を育てます。

 

子どもと横の関係を築く

アドラー式では、「ほめるのは叱るのとほぼ同じ」というとらえ方をします。

え、ウソやん!ほめて伸ばすって当たり前じゃないの!?

 

そう思いますよね?

じゃあですね、自分の夫に「あ、お風呂洗ってくれてる!すごいやん!!」「朝起きれたね!カッコいい!!」って、ほめたりします?

母親に、「わ、料理も作れるんやね!やるぅ!!」なんて、ほめます?

 

いや、もしかしたら褒めるご家庭もあるかもしれません。

でも、個人的にはどちらも「ありがとう!」の方がしっくりくるんです。

 

ほめるというのは、叱ると同様に「相手を縦の関係で見ている」ということ。下に見てますよね、立場的に。

そうではなく、子どもとも横の関係を築くことを勧めています。

 

親も子も家族の一員、対等の立場としてお互いに協力し合い、助け合う関係。

聞き入れてほしいことがあれば、お願い口調で話し合い、理解してもらえるよう説明します。

 

命令や注意は×。

子どもが「嫌だ」と言ってどうしても聞き入れてもらえなければ、無理やり従わせることのないようにします。横の関係ですからね。

 

「え、じゃあダメならダメってしつけをしないってこと?」・・・いいえ、違います。

「しつけをしない」のではなく、「共同体感覚を高める」。

わかりやすく言うと、「私はこのグループに居場所があって、このメンバーのことを大切な仲間だと思える。だから、このメンバーたちの役に立ちたい」という感覚を育てていこうという感じですね。

 

もっと役に立ちたいと自分で思ったなら、子どもは自ら進んで色々動いてくれるようになるそうですよ^^

 

「ヨイ出し」をする

「勇気づけ」や「子どもと横の関係を築く」というのは正直言ってなかなか難しいものです。スッとはできません。

じっくり、時間をかけて関わる必要があります。怒鳴ったり、親の圧力をかけて無理やり従わせたりした方が一時的に手早く問題を解決できるかもしれません。

ですが、可能な限りやらないようにするというのは根気が大切です。

 

そこで、上手くできない自分に「ダメ出し」をついうっかりしちゃいそうになりますが・・・

 

そう、ダメ出しは×。本書でも「自分にダメ出しをしても改善されない」ということが書かれています。

 

ダメ出しではなく、いいところを出す「ヨイ出し」を意識して行うようにしましょう。

良くできたところや長所を出すんです。頑張ってる自分を認めてあげるようにしましょう。

 

他にも

  • すぐに手が出てしまう子どもへの接し方
  • レストランなどの公共の場で騒いだ時の対処法
  • 兄弟げんかをしているときの対処法
  • 好き嫌いが多い子どもへの接し方
  • 子どもがダラダラしてもイライラしなくなる考え方
  • 子育てに迷ったとき、つらいときのヒント

 

などが書かれています。

 

ちなみに、アンガーマネジメント本とアドラー育児本、共通する部分もあります。

「自分の怒りのパターンを知る」「怒りの裏側にある一次感情を知る」「youメッセージではなく、Iメッセージで伝える」「自分を責めない」などはどちらも同じで、怒りをコントロールするための根幹は似ているんだなと感じました。

どちらも学ぶことで、より自分の感情と向き合う引き出しを増やすことができると思います。

本気で自分のイライラや怒りをどうにかしたいあなたは、ぜひ「アンガーマネジメント」「アドラー育児」どちらも読んでみてください^^

【関連記事】もう限界!育児中のイライラを改善するための方法@アンガーマネジメント本で学び中

 

 

 

 

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

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