【子どもはほめても叱ってもいけない】「嫌われる勇気」での学び⑪【全ての対人関係を「横の関係」に】

こんにちは、*min*です。

 

今日は「子どもとの接し方」について、

読むまで知らなかった観点での学びを書いていきたいと思います。

ほめても叱ってもいけない育児法

親子関係において、一般的に「ほめて育てる」「叱って育てる」の二つがあるとされています。

「できるだけ声を荒げて叱らず、ほめて育てよう」

私はそう思っていました。

 

でも、この「嫌われる勇気」を読んで、新しい接し方を知ることができたんです。

それは。。。

 

「ほめても、叱ってもいけない」

アドラー心理学では、

子育てをはじめとする他者とのコミュニケーション全般についてそう説かれています。

 

なんであかんの?

そう思いますよね。

 

なぜかというと・・・

ほめるという行為には、

「能力のある人が、能力のない人に下す評価」という側面が含まれているから、です。

 

子どもに「えらいね!」ってほめるということは、

無意識のうちに上下関係をつくり、子どものことを自分よりも低く見ている状態なんですね。

友達が何か手伝ってくれたとして、「えらいね!」って言わないですもんね。

言われた方も不快でしょうしねw

 

また、「何をしたか」だけでなく、

そこに存在していること自体を喜び、感謝の言葉をかけていくことも大切ですよ。

 

ほら、赤ちゃんだって、自分たちに対して行為として何もしてくれてはいませんが、

「元気でいてくれてありがとう!」って思うじゃないですか。

 

この気持ちを他の人にも同様に感じていこうということです。

 

 

ちなみに・・・

誰かにほめられたいと願うこと、あるいは他の人をほめてあげようとすることは、

対人関係全般を「縦の関係」としてとらえているということになります。

 

「おせっかい」ってありますよね。

これって、対人関係を縦でとらえて相手を自分よりも低く見ているからこそ、

余計なおせっかい(介入)とかしてしまうんです。

 

アドラー心理学では、あらゆる「縦の関係」を否定し、

全ての対人関係を「横の関係」とすることを提唱しています。

 

「いやいや、友達はちゃんと横の関係を築けてますよ!」

という方もおられるでしょう。

ですが、もし誰か一人でも縦の関係を築いているとしたら、

自分でも気づかないうちに、あらゆる対人関係を「縦の関係」でとらえていることになります。

 

「職場の上司とかはそりゃ縦の関係ですけど・・・」

 

アドラーさんは上司ですら横の関係を勧めています。

 

「それは失礼に当たるのでは・・・?」

 

年配者を敬う気持ちは必要ですが、意識上では対等であること、

そして主張するべきところは堂々と主張することが大切です。
ちなみに、おせっかいじゃない必要なアドバイスは「介入」ではなく、「援助」になります。

必要に応じて「援助」することは大切です。

 

「じゃあ【介入】と【援助】の違いは?

 

「勉強しなさい」「あの大学に入りなさい」は介入で、

命令するのではなく、本人に「自分は勉強ができるのだ」と自信を持ち、

自らの力で課題に立ち向かっていけるように働きがけることは援助になります。

 

こういった横の関係に基づく援助のことを、

アドラー心理学では「勇気づけ」と呼んでいます

 

勇気づけで得られる効果

では、具体的に「勇気づけ」ってどうすればいいんでしょうか?

それは、「感謝や喜びを伝えること」なんです。

 

「え、それだけ?」

 

そう、それだけなんです。

 

一番大切なことは、他者を「評価」しないということです。

 

人は感謝の言葉を聞いたとき、自らが他者に貢献できたことを知ります。

 

私自身、以前福祉の現場で働いていて、

やっぱりやりがいを感じるのは「ありがとう」って笑顔をくれたときだったなぁと思い出しました。

 

「ありがとう」を言ってもらえると、「役に立ててる」って嬉しくなりますよね。

 

こう思えることで、自分の価値を実感できます

 

そして、自分には価値があると思えると、回りまわって生きる勇気を持てるようになるんです。

 

「生きる勇気」

 

でっかいですね・・・!

 

 

なかなか長編のシリーズですが、ようやく終わりが見えてきました。

アウトプットしていくと、自分の理解度がわかっていいですね。

学びも深められます。

おすすめですよ~。

 

⇒「共同体感覚」を得るための3つの鍵とは?

 

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