【自分から与えて居場所を作ろう】「嫌われる勇気」での学び⑩【対人関係のゴールは共同体感覚】

こんにちは、*min*です。

 

もうこのシリーズも10回目になるんですねぇ。

ほんと、学びの多い書籍です。

では、今日も参りましょ~う。

 

対人関係のゴールは「共同体感覚」

前回書いた「課題の分離」

色々語りましたが、実はこれ、出発点なのです。

 

じゃあ、ゴールは?

 

それは、「共同体感覚」です。

「共同体感覚」とは、

他者を仲間だと見なし、そこに「自分の居場所がある」と感じられること

を言います。

 

ストレスのない、幸せな対人関係をあり方を考える最も重要な指標です。

 

そのためには、課題の分離ができていない「自己執着」を、

他者への関心に切り替える必要があります。

 

自分の居場所を見つけるためには?

では、どのように切り替えていくのか。

そのためには、

「私たちは共同体の一員として、そこに所属している」という意識を持たなくてはなりません。

世界の中心は私で回っている、というわけではないんです。

「そりゃ分ってますよ!」

って声が聞こえてきそうですねw

 

でも、「自分ってどう思われているのか?」って常に気にしていたりすることも、

自分を中心にしている人の考え方なんです。

 

で、そういった人は、「この人は、自分に何を与えてくれているのか?」なんて考えてたりする。

だから、期待が満たされないと落ち込んだり怒ったり・・・敵視してしまうわけです。

 

そうではなく、「私はこの人に何を与えられるのか?」を考えていきましょう。

何かを与えてこそ、共同体の一員として自らの居場所(所属感)を得ることができるんです。

 

より大きな「共同体」に目を向けよう

 

アドラーさんの言う「共同体」とは、家庭や社会だけでなく、

目に見えない繋がりまでも含みます。

この世で生きている以上、必ず何らかの共同体に所属しています。

仮に、家族や友達もおらず、家で引きこもっていたとしても・・・です。

お腹が空いて、食べ物を買いに行く・・・

その食べ物を売っているお店があり、そこに届ける人もおり、生産している人もいて・・・

全て繋がっているんですね。

 

「そう言われても、いまいちピンとこない」

 

・・・ですよね。

もっと身近な共同体に私たちは目を向けがちです。

そして、それが全てだと思い込んでしまうふしがあります。

 

例えば、私は小さいころ、「学校」と「家庭」が私の所属するものの全て・・・

つまり、自分の居場所だと思っていました。

でも、やっぱり対人関係のトラブルはあるわけで。

いじめられたりするわけですよ。

そうすると、「学校」という共同体に自分の居場所がなくなったように感じて、

もう家にこもるしかなくなるわけです。

で、他の共同体の存在に気付いてないからその場から動けない。

 

「学校」という共同体の中でのトラブルに向き合うか、家にこもるかの二択。

 

それって、辛いですよね。

・・・しんどかったです、ハイ。

 

解決方法は・・・

「もっと別の共同体や大きな共同体に目を向ける」

これを意識すると大分気持ちが楽になると思うんです。

もっと大きな共同体からすれば、人類みんな平等なわけで・・・

上下関係を気にして別に言いたいこと堪えて辛い思いしなくていいんですよね。

ちゃんと嫌なら嫌だと言えばいい。

 

「あなたが異を唱えることによって崩れてしまう関係なら、

最初からそんな関係を結ぶ必要はない」

とアドラーさんもぴしゃりと言っています。

 

関係が壊れることだけを怖れて生きるのは、

他者のために生きる不自由な生き方だ

とも。

 

学生だったころの自分にも言ってあげたいし、

社会人になって最初の職場でゴチャゴチャしてるときも、

この考え方を知っていれば少しは楽になったのかも。

そんなことを考えながら読み進めていました。

 

次回は課題の分離から共同体感覚へどのように進んでいけばいいのか?

 

「横の関係」を結ぶことについて書いていきたいと思います。

 

ではでは~。

 

⇒ほめても叱ってもいけない育児方法=「勇気づけ」

 

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