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神戸在住アラサー二児母の*min*です
あれもイヤ、これもイヤ…
かと思えばこっちは急いでいるのに「自分で歩く!」「自分でやりたい!!」。
おうち帰りたくない。服を脱ぎたくない。歯磨きしたくない。お風呂入りたくない。
ハイ、次男がイヤイヤ期に突入したようです^^;
長男はもうすぐ3歳で、ようやく話せばある程度分かってくれるようになったんですが、今度は次男が大変な時期に入りましたね。
そんなとき、ちょうどめっちゃ役立つ読みやすい「アドラー本」を読めたので、学んだことをシェアしたいと思います。
言葉がうまく伝わらないイヤイヤ期でもまずは共感が大切!
「危ないから走ったらあかんでー」と子どもに声をかけたのに案の定こけてギャン泣き。
そんなとき、どんな風に声をかけますか?
私はあたりまえのように「ほらー!だから言うたやん!!」と第一声言っちゃいますね(;´∀`)
ですが、本書にはこう書かれていました。
P21
「大丈夫?痛かったね」とまずは子どもの痛みに共感し、受け止めてあげましょう。次からは走らないように言い聞かせるのは、その後です。「共感」することで、お子さんはお母さんが自分の一番の理解者であり援助者であるということを実感していきます。
ですから、開口一番に叱りつけるよりもずっと素直に、お子さんも言うことを聞いてくれるはずです。これが、「共感」の力です。
子どもの気持ちを置き去りにしてしまうと、すねて反発することがさらに増えるかもしれません。
まずは子どもの目線に立ってうまく表現できない気持ちをこちらが代弁してあげることをもっと意識すると、毎日のイヤイヤが少し軽減するかもしれません。
イヤイヤ期だと特に「困ったこと」に目が向きがちだけど、できてることを一緒に喜ぶといい
うまくいったことではなく、できていないことに目がいきがちですよね。
ですが、アドラー流だと「うまくいったこと」に目を向けるようにします。
今まで特に注目していなかった「できていること」をあえて「そうしてくれて、お母さん嬉しいな」と伝えるようにするということです。
そもそも困ったことをするということは、「親に注目してもらいたいがための手段」だとアドラーさんは言っています。
特に問題なく子どもが言うことを聞いて動いてくれたら、それが当たり前になってわざわざ声をかけないわけですよ。
「おはよう」と毎日当たり前に言える子に対して、「おはようっていってくれていつもありがとうね」なんてなかなか言わないじゃないですか。
当たり前に「おはよう」って返すじゃないですか。
「散らかしたまま片付けない」「公共の場で騒ぐ」など、私たちは子どもが困ったことをするときに注目してしまうから「自分を見てもらうために」やってしまうわけです。
「困らせてやろう」なんてわざわざ思ってはないと思いますが、無意識に「困ったことをすることで親からの注目を得る」という目的を達成させているわけです。
となると、困ったことをできるだけなくすためには…?
嬉しいだけでなく、当たり前の望ましい行動をしたときに注目して声をかけることが大事なんです。
具体的な方法が本書に載っていたのでいくつかご紹介しますね。
ご飯を嫌がって食べてくれない、ウロウロして全然集中してくれないときの対処法
ご飯を食べないときは「何で食べないの!?おやつ食べすぎやからやろ。ちゃんとご飯食べないならおやつなし!」…言ってましたね^^;
本書にはこう書かれています。
P92
まず大前提として、「食事は、嬉しい時間」と楽しみにする気持ちを育てていきましょう。
(中略)
叱る代わりに、勇気づけの言葉がけをしていきましょう。
アドラー流子育てでは、すでに「できていること」に着目して、勇気づけしていきます。席を立った子どもに「立たないの!」と注意するのではなく、立つ前、座っているときに、「上手に座れているね」とひとこと声をかけてみましょう。
「美味しいね~」
「いっぱい食べてくれて嬉しいな」
「一緒に食べると、もっと美味しいね」
「○○ちゃんが一緒だと、ママもモリモリ食べられるな」などと、食事の時間は楽しいな、ママも嬉しそうだな~と、プラスに感じることができる勇気づけの言葉がけをたくさんしていきます。
P94
同様に、どうして食べてくれないの?とイライラするより、食べているものがあることに注目して、ヨイだししていきましょう。「白いご飯ばかり食べて、野菜を食べてくれない」とみるより、「白ご飯を美味しそうに食べてくれて嬉しいな」と伝えていきます。
食べるとママは嬉しいんだとわかると、お子さんは他のものも食べてみようかなあと、チャレンジしてみる気持ちになっていきます。
な、なるほど…!!
これ、今日から使えますよね。次男より長男の方が断然食べてくれないタイプなので、意識して声かけしていこうと思います。
「うどんの麺ばっかりじゃなくて具も食べてよ!」じゃなく、「おいしそうにうどんの麺を食べてくれて、お母さん嬉しいなぁ」ですね。メモメモ。
きょうだいゲンカは「下の子の行動の意味」をプラスで伝える!「ケンカする前」も大切です
下の子が動けるようになると上の子のおもちゃを触ったり、取ったり、組み立てていたものを壊しちゃったり…で上の子が「ダメ!!!」って怒ること、あるじゃないですか。
めっちゃギャンギャンしてケンカになりますよね~^^;
下の子は全く悪気無くて、ただ遊びたかったから、興味を持ったから触るんですよ。
なので怒るのもなんか違うなぁなんて思ったりして、上の子に「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだからちょっとぐらい我慢して一緒に遊んであげてよ」ってつい言っちゃったりしますよね。
でもこれって、上の子の気持ちを置き去りにしてるんですよね。
本書には上の子にこんな声かけはどう?と一案出してくれています。
P89
そこで、下の子が上の子のおもちゃに手を出したり、上の子の嫌がるようなことをしたときは、「○○ちゃんは、お兄(姉)ちゃんのが本当に好きなんだね~。大好きなお兄(姉)ちゃんのものだから、触りたくなっちゃうのね」と、下の子の行動の意味を説明してあげましょう。このワンクッションがないと、上の子にとって下の子は、「自分を邪魔する存在」になってしまいます。
たしかに、この一言があったからと言ってケンカがすぐ収束するというのは難しいかもしれません。
ですが、この一言があるのとないのとではとらえ方が少し違ってくるのかなと感じます。
また、本書では「ケンカが始まってからでは遅い」とも書かれていました。
ケンカが始まってから注目するのではなく、何気ない日常の仲良くしている場面で「楽しそうに二人で遊んでるとこ見ると、お母さんも嬉しくなるなぁ」なんて声をかけて注目するようにすると、「ケンカしなくても自分たちを見てくれてる」と思うようになります。
私もこの記事を書いている間、兄弟仲良く遊んでいたので「二人で仲良く遊んでくれてるとお母さんも楽しい気持ちになるなぁ」と声をかけると特に上の子がニコニコ嬉しそうにしてくれてました。効果ありそうです。
人は、注目された行動の頻度が増えるという習性があるそうです。
何気ない日常でも、望ましいことに対して声掛けをすることで仲良く遊んでくれる場面が徐々に増えていくでしょう。
以前読んだ本で「きょうだいゲンカが始まったら、鼻歌歌いながら楽しそうに部屋を出る」という方法もあったので、こちらもあわせて使っていこうと思います^^
【関連記事】【アドラー育児本】「イライラしないママになれる本 子育てが楽になるアドラーの教え」読破!レビュー、感想、内容まとめ
他にもイヤイヤ期対処法、乗り切り方がたくさん載ってます!
- おむつ替えを嫌がらなくするには?
- 帽子を嫌がらなくするには?
- 注射や病院を怖がる子には?
- おもちゃを片付けるそばから出してくるときは?
- 絵本を破ったり壁に落書きするときは?
- おもちゃを友達に貸せるようになるには?
- 「約束」を守れるようになるのは?
- 「ありがとう」が言える子に育てるには?
- お母さんから離れて遊べない子には?
- 外遊びから帰りたくないと駄々をこねたら?
めっちゃイヤイヤ期真っ盛りにありがちな「困った」を解決してくれる内容ですよね。
「こんなとき、どうしたらいいんだろう」という具体的な方法が書かれていますし、何よりさらりと読める読みやすさがいいです。
うちもほぼすべて当てはまったので、「ほ~う!こんな風に声かけすればいいんか!やってみよ!」とすぐ実践できる具体的な方法満載で読んでよかったです。
おすすめですよ^^
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
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