読んでくださり、ありがとうございますm(__)m
神戸在住アラサー二児母の*min*です
自分の「子どもとの関わり方」を改めて考えさせられる本をこの度読むことができました。
それが、「学力の経済学」という本です。
一見難しそうなタイトルですし、本を読みなれていない人からするとパラパラ立ち読みしても「難しそうやからやめとこ」と本棚に戻してしまうかもしれません。
でもこれ、読んでよかったです。読む価値アリだと思います。
根拠のある「教育法」「子どもへの関わり方」が書かれていて、かなり参考になりました。
根拠があるので、「あ、こういうところもっと頑張ろう」と、子どもたちの将来のために今からできることもわかります。
というか、「まだ小学生になってない今こそ特にチャンス!将来のためにももっと関わってあげる時間を増やそう」と心底思えました。
「忙しいから」と後回しにして結局関われていない日が多かった現在までの私、反省です^^;
この本を読んで子どもたちの将来のために今できることをアウトプットがてらまとめてみたので、もしよければ参考にしてみてください。
ご褒美は「インプット」時に「できるだけ早く与える」のがおすすめ!
子どもをモノで釣る、というと、いい印象はありませんよね。
でも、結論から言うと学力をアップさせるのにご褒美としてモノを与えるというのは効果的なんです。
でも、重要なポイントがあります。
それは、「テストでいい点とった」といったアウトプットじゃなく、「どれだけ勉強したか」といった達成度合いでご褒美をあげると効果的だということ。
そして、ご褒美はできるだけ目の前にぶら下げておいた方が行動に移しやすいとのこと。
P41
「1時間勉強したら、勉強が終わった後にお小遣いをあげるよ」
「テストでよい点を取ったら、お誕生日にお小遣いを上げるよ」
(省略)
おそらく功を奏するのは、アウトプットではなくインプットに対して、遠い将来ではなく近い将来にご褒美を与える前者のはずです。
これをうまく使えば、子どもだけじゃなく自分自身にも使える「面倒なことを先送りさせないテクニック」ですよね。
あと、ゲームやテレビを2時間以上すると学力に影響が出てくるけど、1時間ぐらいであれば問題なしという研究結果もありました。
1時間程度遊びの時間を制限したところで、勉強時間は男女とも2分ぐらいしか変わらないそうです。
「宿題頑張って終わらせたら、1時間ゲームor好きな動画見てもOK」
これで十分な気がしました。もう少し長男が大きくなったらこんな感じにしようかな。
就学前の関わりや投資が将来の子どもの能力の高さに生きてくる!
子どもへの投資にお金や時間をかけるべき時期は、研究結果によると「子どもが小さければ小さいほど良い」とのこと。
3歳児神話とか言われてますけど、あながち間違ってないようです。
といっても、言葉もわからないうちから足し算引き算とかお勉強を教えるわけじゃなくて、「人的資源への投資」が大切なんだとか。
例えば、王道の「絵本を読む」だとか、「一緒に体を動かす」だとか、幅広いものごとのことです。
P79
学力など、「アウトプットを生み出すために必要とされるインプット」はすべて「資源」と呼ばれます。
具体的には、親の収入が少なかったり、仕事が忙しくてあまり子どもにかまってやれないというようなことも「家庭の資源」の不足とみなします。
な、なんだってー!!!Σ(゚д゚lll)ガーン
逆に、就学前に関わりを増やしていろんな体験させて、いわゆる「人的資源の投資」をちゃんと行っていれば、入学時のIQや生きる力(問題解決能力、やりぬく力、計画性、自制心、協調性、思いやり、豊かな人間性など)、大人になってからの所得も平均より高く、反社会的行動も少なくなるという統計データも実際に出ているんです。
うん。よし。わかった。
今日からちゃんと子どもと向き合ってやりとりする時間をもっと増やすことにする。
ポピーの教材も放置気味だったけど、毎日一緒に少しでもやるようにする。今が頑張りどきだと思って精いっぱい頑張る。
生きる力を鍛える方法は、日常生活でも取り組める!
自制心を鍛える方法
- 姿勢を正すなど、意識していないとやりにくいことをあえて意識して継続する
- レコーディングダイエットのように、細かく計画を立てて記録し、達成度合いを自分で管理する
P93には上記のようなことが書かれていました。
そういえば昔は計画を立てて実行するのが大の苦手でしたが、今はざっくりではあるものの毎日の計画や達成度合いを自分で管理できるようになりました。
最初は計画立てるの面倒でしたし、計画倒れも多々ありましたが、継続していくうちに慣れてできるようになるものです。
最後までやり抜く力を鍛える方法
成功するためには、結果が出なくてもひたすら継続して小さなことをやり続ける期間が必要です。
この「努力してもなかなか目が出ず結果が出ない期間」に「もうやーめっぴ」とならないような意志力、やり抜く力を鍛える方法も書かれていました。
それは、「自分は生まれつき才能があるというより、努力によって結果を出せるタイプ」だという思い込みを持つということ。
生まれつきの才能を信じてる人は、結果が出ないと「向いてない、才能がない」といってすぐ諦めてしまいますが、「努力で成果を出す派」というセルフイメージを持っているとやり抜く力えお高めることができるそうです。
心の持ちようですね。
子どもたちへの声かけも、「賢いね!」じゃなく「頑張ったね!」の方が、諦めずに頑張る子を育てるのに一役買うとのことで、意識していきたいなと思います。
学力よりも「基本的なしつけ」を行うことが生きる力を養う
P95で、神戸大学の研究によると、「ウソをついてはいけない」「他人に親切にする」「ルールを守る」「勉強をする」という基本的なモラルをしつけの一環として親から教わった人はそれらを全く教わらなかった人より年収が86万も高くなるというデータが出たということが書かれていました。
さらに、大阪大学の研究でわかったのが、「子どものころ、夏休みの宿題を最後の方にやった人ほど、喫煙やギャンブル、飲酒の習慣があり、借金もあって、太っている確率が高い(P96)」ということ。
宿題を先延ばしする自制心が低めの子どもは、大人になっても変わらず「明日からやろう」という行動パターンになり、結局色々成功しない人生を送りがち、と。
…おおお、怖い…というか、ホントその通りな気がする。。。汗
テストの点をよくするために、部活や生徒会、ボランティアなど「生きる力」を養う行動を制限するのは良くないと書かれてもいたので、覚えておきたいと思います。
勉強も大切だけど、それ以上に人生イージーモードにするためには生きる力って大切すぎるので。
「教育を受けることの経済的価値」の情報を伝えるだけでも学力が上がる!!
「大学まで行ったあと働けば、高卒で働くより生涯稼げるお金が1億円も多くなる研究結果がある。宝くじで1億当たるのを夢見るよりよっぽど現実的だと思わん?」
そりゃすんごい人は高卒でも中卒でも大成功している人はいます。が、それは一握り。
ずば抜けて「生きる力」が高い人であれば、自分で自分を高めて、人一倍努力して成功を収めることができるでしょう。
ですが、大多数の人はなかなか一人でやり抜くレベルってそんなに高くないわけですよ。みんな諦めるし妥協するし投げだしちゃう。
本気でやりたいことがあって大学進学をしないというならアリだと思います。でも、「勉強嫌いやし面倒だから」という理由であれば、それはちょっとストップした方がいい。
そんなときは、この項目の冒頭である「大卒だと高卒より生涯1億も多く稼げる」ということを子どもに伝えるだけでも学力が上がるんだそうです。
もちろん、親も知っておかないと伝えられないわけですよ。
情報は金。正しい情報を伝えましょう。それだけで、行動が変わります。
今からでも遅くないです。
もっと子どもたちと関わりを持って、いろんな体験をさせてあげましょう。
確かに面倒で気分が乗らないときも正直ありますし、他にもいろいろやらなくちゃならないことっていっぱいあります。
1日10分でも、今まで以上に子どもたちとの関わりを持つことが新しく私の目標に加わりました。
将来の子どもたちのため。今この本に出会えてよかったです^^
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
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