【アドラー流】叱らない伝え方とは「毅然とした態度で伝える」こと

【アドラー流】叱らない伝え方とは「毅然とした態度で伝える」こと
*min*
こんにちは!
読んでくださり、ありがとうございますm(__)m
神戸在住アラサー二児母の*min*です

アドラー流では、「叱らない」「ほめない」を推奨しています。

「ほめない」というのは、「感謝を伝える」に置き換えるということは以前の記事でお伝えしましたが、では「叱らない」というのはどうすればいいのでしょうか?

【関連記事】「イライラしないママになれる本 子育てが楽になるアドラーの教え」読破!レビュー、感想、内容まとめ

 

今日は、「叱らない」についてもう少し具体的にお伝えしていこうと思います。

 

 

アドラー流では叱りたい場面で「お願いする」「毅然とした態度で伝える」

叱らないというのはもちろん「放置する」わけではありません。

ズバリ結論を書くと、タイトル通り「お願いする」または「毅然とした態度で伝える」ということです。

「○○してくれると嬉しいんやけど、お願いできる?」と。

 

子どもが散らかすだけ散らかして全然片付けようとしてくれないとき「片づけへんのやったらおもちゃ出さない!もう取り上げるで!!」とついイラっとしていってしまうことがあります。

これをアドラー流にいうと、「部屋が散らかっているとおもちゃを踏んでこけて怪我するかもしれないし、危ないし、お母さんもお父さんも弟も困るから片づけてくれると助かるなぁ」と子どもに言ってみるということです。

依頼するというかたちですね。

いやーって言われることも多数ありますが、諦めず、ことあるごとに声かけを続けていくということです。

で、片づけてくれるときがあったら「助かった!ありがとう!!」と感謝します。

 

たとえば2歳ぐらいで「自分で牛乳をテーブルまで運びたい」というとき。

明らかによそ見して今にもこぼれそうになっていたら、つい「ほら、ちゃんと前見て!ゆっくり歩いて!こぼれるよ!」って注意しちゃいますよね。

で、やっぱりこぼしたら「あーあ、だから前見てゆっくり歩いてって言ったのに」って小言言っちゃったりしませんか?

さらに親がそのまま手早くこぼれた牛乳を拭いてしまいませんか?

 

叱るのとは少し違うかもしれませんが、アドラー流で行くとこんな感じです。

 

まず、こぼれそうになっていても実際にこぼれていないので何も言わず見守ります。

そして予想通りこぼしたらこう伝えます。

「牛乳こぼれちゃったね。どうすればいいと思う?」

拭く、ということを伝えてきたら、拭くものを子どもに手渡し、自分で拭いてもらいます。

叱るというより、「失敗した後どうすればいいのか」を学んでもらうということです。責任を自分で取ってもらうということです。

そして最後に、「これからこぼれないようにするにはどうすればいいと思う?」と子どもに聞いてみましょう。

 

叱る必要はありません。ただ、「伝える」だけでいいんです。

私も含めて叱りグセがついている人にとってはぐっと我慢することが増えますが、やってみる価値はあるかなと思います。

 

 

叱ることで起きうる4つの問題

①親の顔色をうかがうようになる
②他の人の顔色も気になるようになる
③自分で判断して行動するのがおっくうになる
④叱る、命令するといった支配することで抑圧を続けると、そのうち反抗するようになる

 

そもそも叱られるようなことをするのは、子どもの中のどこかで「注目を引きたい」という欲求があるとアドラーさんは言っています。

いいことをしても「当たり前」だと親にスルーされて注目してくれないから、注目してくれるよう親にとって困ったことをする。

 

でも実際叱られると怖いんですよね。これは自分自身経験があります。

私の母親はまさに「叱る」タイプでした。昔は今とは違って、「しつけで手が出るのはアリ」という風潮があったように思います。

ガンガン怒られて、ガンガン叩かれてました^^;

そうするとですね、ちょっと親が手を上げたときに自然に身構えてしまうんですよね。

かなり親の顔色をうかがっていたタイプだと思います。

で、確かに怒られないようにというクセがついてしまって、親だけでなく他の人の顔色もうかがうようになりました。

他の人の気持ちを損ねないように、へらへら八方美人な私ができてしまったわけです。もちろん自分が本来持っている気質もあると思いますが、幼少期は基本的にびくびくしていてそんな自分が大嫌いなネガティブなタイプでした。

今の自分と比べるとだいぶん違う。笑

 

ちょっと脱線しちゃったので元に戻りますが、威圧的に叱られるのが当たり前になってくると「怒られないようにしよう」という言動が目立つようになります。

怒られないことが前提なので、自分の思いと違っても表現しなくなります。

ですが、思春期を迎えてくると抑圧されているのが嫌になってきて、反抗する子が多くなってくるわけです。

 

叱らず、お願いしましょう。

他の人に迷惑をかけているのであれば、毅然とした態度で「周りの人が困るからやめておこうね」と伝えます。

では、威圧的な対応と毅然とした対応というのはどのように違うのでしょうか?

実は似ているようでかなり違うんです。

 

 

威圧的な対応と毅然とした対応の違いは、「周囲の人が近づきたくないと思うかどうか」

威圧的な対応=声を荒げて注意することや、当人以外の人が「怖い」「近寄りたくない」と思う対応
毅然とした対応=守ってほしいことを冷静に相手に伝える対応

かなりわかりやすい判別方法ではないでしょうか?

威圧的な対応をとると、関係ない人も怒られているような気がしてびくっとしてしまいます。

ですが、毅然とした対応であれば特に怖いと感じることはありません。

 

 

アドラー流「叱らない伝え方」まとめ


●親からの注目を引きたくて「叱られること」をする
●叱るのではなく、「お願いする」
●どうすればより良くなるのか子どもに考えてもらう
●言葉がけをするときは毅然とした態度で行う

カッとなるとつい声を荒げて威圧的な対応をしてしまいますが、修行を積んで一歩ずつでも「毅然とした態度で子どもに話す」ことができる母親になるよう頑張りたいと思います。

日々練習ですね!

本日の参考図書はこちらでした↓

 

 

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